カンダタの意外な素顔 - 『ドラクエ3』小説版
小説版『ドラクエ3』の新たな魅力
ファミコンソフトとして始まり、リメイクやゲームブック、CDドラマなどで多様な展開を見せてきた『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』。
特に、小説版『ドラクエ3』を手がけた高屋敷英夫氏の作品では、ゲーム版とは異なるカンダタの姿を楽しむことができます。
ここでは、その新たな一面をたっぷりと紹介していきます。
小説版でのカンダタのビジュアル
ゲーム版の彼は「覆面パンツ姿に斧」という衝撃的なビジュアルが特徴でしたが、小説版ではまったく違った印象が描かれています。
頭巾を被った巨漢として描かれるカンダタは、総髪に濃い眉、大きな目を持つ、いかにも犯罪者の首領といった荒々しい容姿。
服も着ており、その恰幅の良さは「カッコいいやん!」と思わず声をあげたくなるほどです。
このビジュアルの変化には驚かされます。
義賊としての意外な側面
小説版におけるカンダタは、ただの敵キャラとしてだけでなく、義賊的な一面を持つキャラクターとして描かれています。
彼はアレルたちとの戦いの中で、その巧妙な剣技を披露し、時には心の内を見せることも。
オルテガの死を知った後に見せる衝撃や、盗賊の道を捨てる決意など、意外な人間性が垣間見えます。
こうした彼の姿は、読者にとって新しい感情を引き起こすことでしょう。
仲間を守るための奮闘
小説版では、まさに「イケオジ」と呼ぶにふさわしい振る舞いを見せるカンダタ。
アレルたちを見守りたいという気持ちから、導かれるままに戦いの場に駆けつける姿には感動すら覚えます。
そして、300もの魔物たちに囲まれた窮地に立ち向かい、仲間の道を切り開くために戦う姿勢は、本当に胸が熱くなります。
カンダタの奮闘は、物語のクライマックスを盛り上げる要素ともなっています。
最後に
カンダタの知られざる一面を発見できる小説版『ドラクエ3』は、ファンにとって必読の書と言えるでしょう。
ゲームでは知ることのできなかった彼の人間性や、格好良さをぜひ体験してみてください。
彼の物語を通じて、知られざる仲間の魅力や冒険の深さを感じることができるはずです。
今回のカンダタの新たな姿に、心が踊ること請け合いです!