CD、最新エンタメ業界にひとこと物申す

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「早稲田の歴史的CDショップ「ニッポー」が60周年を迎えた理由とは?」

早大近くのCDショップが迎える60年の歴史

今年、早大近くのCDショップ「サウンドショップ ニッポー」が60周年を迎えます。
60年という長い年月は、変わりゆく音楽の潮流とともに、多くの音楽ファンに愛され続けた証です。
このお店の魅力や歴史を深掘りしてみましょう。

音楽好きの皆さんには、特に心温まる、そして懐かしい話かもしれません。

創業の物語と店舗の変遷

この店は、もともとは家電製品を扱う電気店として地域に根付いていましたが、オーディオ機器の需要の高まりを受けて、レコードの販売を開始したのがその後の運命を大きく変えました。
1970年代には、新目白通りの拡張工事を経て現在の場所に移転し、その後も音楽の専門店として営業を続けています。

店内には、当時の名残を感じさせる棚や、レトロなスピーカーが今も大切に使われています。
この温かみある雰囲気は、訪れる人々にとって心地よい空間です。

多様な音楽ラインアップと顧客とのつながり

ニッポーでは、演歌からアイドル、ポップス、洋楽、ジャズ、クラシックまで、ジャンルを問わず多彩なCDが揃っています。

現在も約4000枚の作品がストックされており、訪れる音楽ファンや学生たちのニーズに応じた品揃えが自慢です。
何より、店長の打矢香津子さんがどんな要望にも耳を傾け、親身に対応してくれる姿勢が、このお店の最大の魅力です。
お客さんが自分の好みを伝えると、嬉しそうに一緒に考えてくれる打矢さんの姿が印象的です。

コミュニティの場としての役割

このお店は単なるCDショップではなく、地域のコミュニティの一部として機能しています。
早大生、留学生、卒業生が集い、音楽について語り合う空間となっているのです。
このような環境があるからこそ、打矢さんはお客さんとの長い付き合いの中で得た知識や経験を次世代に伝えていくことの重要性を感じています。

音楽がつなぐ心温まる交流は、来店する方たちに特別な瞬間を提供しています。

未来への志と店のすすめ

打矢さんは、「来て良かったと思える店作りをこれからも続けていきたい」と力強く語ります。
この思いがあるからこそ、ニッポーは愛され続けるのでしょう。

店内の温かな雰囲気や、打矢さんの柔らかな対応が、訪れる誰もに「ここに来て本当に良かった」と感じさせてくれるのです。
これからも、このお店が音楽ファンの心の拠り所であり続けることを、願ってやみません。