睡眠不足がもたらす国民病の現実
連日の熱帯夜や大イベントの影響で、私たちの睡眠時間が短くなっていることを実感している方も多いのではないでしょうか。
厚生労働省が推奨する最大の睡眠時間は成人で6時間以上。
その数をクリアしている方は果たしてどれほどいるのでしょう。
特に夏場は寝付けない夜が続き、朝を迎えるとすっきりしない気分になってしまいますよね。
日本の睡眠事情とその影響
日本が「睡眠不足大国」との称号を持つ背景には、OECDの調査結果があります。
なんと平均睡眠時間は7時間22分、全体の平均である8時間24分から1時間も少ないとのこと。
これはOECD30カ国中で最下位というから驚きです。
この現状はまた、私たちの健康にも大きな影響を与えていることを忘れてはいけません。
健康的な睡眠が求められる時代
昨年厚生労働省は「健康づくりのための睡眠ガイド」を策定しました。
そして、小学生から高齢者まで、年齢ごとに適した睡眠時間が提唱されています。
このようなガイドラインがあるにもかかわらず、なかなか実行に移すのは難しいものです。
特に大人になると仕事や家庭の事情で自由に時間が取れず、質の高い睡眠を確保するのが困難ですね。
新たな取り組みとスリープテックの注目
今後の課題として注目されるのが、「スリープテック」という分野。
日本睡眠協会が設立され、産学連携で睡眠の質向上に取り組んでいます。
経済的な損失を防ぐための努力は、私たちの健康をも守るもの。
今や技術の進化により、睡眠をサポートする様々なデバイスやアプリが登場しています。
私たちの睡眠を守る未来へ
睡眠はただの休息時間ではなく、我々の健康や生活の質に密接に関連しています。
スリープテックの発展が今後、どのように私たちの生活を変えていくのか、大いに期待が寄せられています。
まずは、質の良い睡眠を得るための意識を高め、日常生活の中で睡眠を大切にすることが、明るい未来への一歩になるのでしょう。
皆さんも、日々の生活の中で「良い睡眠」を意識してみませんか？
