CD、最新エンタメ業界にひとこと物申す

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「マクドナルド株、年初来12%安でも魅力的?割安で上昇のチャンスを探る」

マクドナルドの株価動向に注目!

年初来の株価下落とその理由

2023年も半ばを過ぎ、世界中で多くの投資家が注目している中、米国のファーストフード業界の大手、マクドナルド(ティッカーシンボル:MCD)もその一つです。
今年に入ってからの評価は厳しく、なんと年初来で株価が12%も下落しています。
株価は約297ドルから現在の254ドルにまで落ち込んでおり、朝のコーヒーと共に読んだ投資ニュースに驚いた方も多いのではないでしょうか。

なぜこれほどの下落があったのか、投資家たちの懸念が高まる中、これからの展望についても考えてみたいと思います。

来客数の鈍化が影響を与える

では、具体的に何がマクドナルドの株価に影響を与えているのでしょうか。
その背景には、コスト上昇に対する投資家の懸念があるようです。

価格の値上げは、インフレとの戦いで重要な施策の一つですが、消費者の需要に直撃することは避けられません。
また、顧客層の多くが低所得者層であるため、価格の変動はそのまま来店数にも影響を与えるのです。
アメリカ国内のファーストフード業界全体でも、来客数が2024年を見越してマイナスになる予測が出ており、これは単なる数字ではなく、マクドナルドの今後における大きな警告のサインと見るべきでしょう。

長期的な成長のチャンスも

一方で、マクドナルドは長期的な視点で見ると非常に魅力的な企業でもあります。
例えば、宅配サービスの強化や豊富な手元資金、さらには世界各国の文化に対応したメニュー展開など、様々な戦略を駆使しています。
インド市場での成功例もあり、今後も高いパフォーマンスが期待できるのではないでしょうか。

このような多面的なアプローチは、日々のハンバーガーやフライドポテトがどれだけのストーリーを持っているのかを教えてくれます。
私たちのお気に入りのファーストフードが、実は世界中で多くのビジネス戦略が渦巻いている舞台裏を持っているのです。

株価パフォーマンスの振り返り

株価パフォーマンスを見てみると、2021年1月に215ドルでスタートし、現在は254ドル前後まで上昇していることがわかります。

2021年には25%という驚異的なリターンを記録しましたが、2022年は少し足踏みし、2023年は再び上昇に転じています。
それでも、S&P500と比較するとパフォーマンスが下回っており、いかに厳しい競争の中で戦っているかが伺えます。
一方で、マクドナルドが持つブランドの力や、世界中での顧客基盤を考えると、今後の成長には期待が持てるのではないでしょうか。

最新の決算と新たなステップへの期待

最近の決算報告では、マクドナルドの売上高は前年同期比5%増の62億ドルに達しましたが、実際の成長率は大きな驚きには欠けるものの、既存店売上高は13四半期連続で増加を記録しています。
この結果からは、顧客がリピートしているという証拠が見て取れます。
経済が厳しい中でも、多くの人々がマクドナルドに足を運ぶ姿を思い浮かべてみてください。

次の決算発表に向けて、どのような戦略を持って新たな一歩を踏み出すのか、私たちも興味深く注目していきたいですね。